おはなしのろうそく (26)

このシリーズ全部に言えることですが、簡潔な文章、すっきり好感の持てる温かみのある絵（各話の最初にだけ付きます）読み聞かせ前提の呼吸に合った句読点、読みものとしても、小さく軽く上質です。子らが内容を理解できて添い寝、という状態のわずかな数年に、可能な限り読み聞かせています。多分、教育熱心な保護者の方が期待するようなメリットも有ります。小学校で、音読を苦にしない子になります。人の話を黙って聞く、ということに慣れてない児童には、訓練になります。文章が無駄なく短くて、分かりやすいので聞く集中力が保てます。このシリーズは、三、四歳からとか三、四年生からというように（あとがきに、親切に目安の年齢から時間まで解説されています）色々な年齢向けの世界のお話しが収録されていて、子の成長に合わせられます。収録話・ねずみの小判干し・びんぼうこびと・ここはてっくび（わらべうた）ひとり、ふたり、さんにんのこども・光り姫